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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 08月 20日 ( 1 )
「君たちはどう生きるか」
孫の一人が高校一年の夏を迎え、人生の岐路にさしかかっている。
カロッサの言う“美しき惑いの年”のはずだが、昼は学業、夕方から部活。合間はケータイの毎日では、“惑う余裕”もなさそうだ。

これではいかんと思い、彼に与うべく一冊の文庫を探しに書店に行った。
吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」である。
この書に最初に僕が接したのは、小学校5年。日本が破局への道へ突き進んだ年である。
これは山本有三が、日本の将来を憂え、子供たちのために16巻のシリーズにまとめた「日本少国民全集」の一巻である。
今でも名作の誉れが高い。

その後何度繰り返し読んだことだろう。
それから続くあの狂気の世界で、かろうじて僕が正気の一部を保てたのも、「日本少国民全集」特に「君たちはどう生きるか」であった。
今読み返しても新鮮である。
生き方だけでなく、バランスが取れてしかも筋の通ったものの考え方を教えてくれる。

だが日本有数の大書店にも、もはやストックはなかった。
“お取り寄せになりますが、ちょっとお時間を・・・”
店員の対応にあまり熱意は感じられない。
子供たちが“どう生きるか”など考え始めたら、“生きていくこと自体”が困難を伴うな時代に再び突入したのだろうか。
by n_shioya | 2010-08-20 23:07 | コーヒーブレーク | Comments(2)




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