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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 01月 25日 ( 1 )
留学の勧め
五月からボストンに留学するので、と某大学の形成外科の女医さんが相談にみえた。

留学の勧め_b0084241_23421741.jpgハーバード大学の小児病院に自分で応募して、見学生の身分を与えられたという。
最近の男の子は覇気がなくて、留学を進めても、いやー英語は苦手でと逃げ腰なのが多いが、医学の分野でも女性の方が活きがいいのは頼もしい。

今時日本から留学の必要があるか?
大有りだ。
日本も医学研究では分野によっては世界のトップを走っているが、卒後教育となるとまだまだお粗末である。
事に最近導入され、また今年から見直しが始まった研修制度のお陰で、卒後教育だけでなく、医療制度も崩壊の危機に瀕している。
それもこれも、中途半端にアメリカの制度の形だけを導入したからだ。
其れに異文化に接するのは、若ければ若いほどいいというのが僕の考えだ。形でなく、依って持って立つ根本的な考え方を吸収できるからである。

しかもボストンはアメリカの、ということは世界の医学のメッカである。
又、古き良きアメリカも温存されている、ま、ハーバードのスノッビズムに閉口することもあるが。
ハーバード卒でなければ人にあらずと言った慇懃無礼さ。
ボストンの発音自体、よそ者には真似できない。バゥストンといった感じだろうか。

というわけで、前途を祝しながらも、一言釘を刺すのは忘れなかった。
自分で留学した場合、帰国しても日本でそれが評価されると思うな。かえってマイナスになる場合もあると。
だがその場合、頼まれていったわけではない、自分の勝手で云ったのだからと割り切る覚悟が必要だ。

これまで周りにたくさんの留学生を見てきたが、帰国して日本で貢献しようなどと張り切って帰った奴は、その多くがケツの穴の小さな日本の医学界に失望してまたアメリカに舞い戻ってしまった。
僕みたいに開き直って、御邪魔なら何時でもアメリカに戻りますよと、日本への適応を全く努力しなかった者の方が、何となく日本に長居してしまったのは、皮肉なものである。
by n_shioya | 2010-01-25 23:17 | 医療全般 | Comments(5)




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