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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2010年 01月 10日 ( 1 )
「賢い皮膚」
アンチエイジングを始めた頃、皮膚の加齢による変化を知りたいと思い、某皮膚科の教授にお尋ねしたところ、
“あんたねぇ、俺たちゃは皮膚病になってくれなきゃわからんですよ。正常な皮膚のことを聞かれてもお手上げだ。そう、化粧品会社の研究所の方がデータを豊富に持ってますよ、例えば資生堂さんあたりにあたってみたら。”
と言われ、さすが偉大な臨床医とはこういうものかと感心させられたことがある。

それだけでなく、美容は邪道だと言って皮膚科では関わりを避けてきたので、我々美容外科医が手術だけでなく、レーザー、ケミカル・ピールといったメスを使わない皮膚の若返り、本来は皮膚科医の領域まで進出出来たのである。
さすがに最近では皮膚科の医師も美容に目覚め、失地回復を叫んで美容皮膚科学会とかが蠢動し始めたようである。

ま、このような下世話な陣取り合戦の話はさておいて、資生堂に戻る。
さすがは資生堂だけあって、研究所はデータ取りだけでなく先端的な研究も続々生まれている。が、企業秘密ということもあり、我々が知りうるのはその一部だけだ。
たとえば皮膚の機能

物理的、化学的、生物学的なすべての外敵から生体を防御し、また生体の体液の流出を防ぐ、二重のバリア機能は誰も知っている。また目隠しをすれば手探りに頼るのでわかるように、知覚器官でもある。
だが、その知覚も神経末端は真皮といって表皮の下の組織で終わると、永いこと思われていた。
ところが表皮まで神経は侵入していることを発見したのも確か資生堂研究所であった。

「賢い皮膚」_b0084241_1512310.gifそして今、その主任研究員、傳田光洋氏の近著「賢い皮膚」を読むと、表皮細胞自身が感覚機能を持っていることがわかったという。
表皮細胞自身が、圧力、温度、匂い、色までに反応し、伝達物質を分泌するのだという。これが神経系や血流を開始、他臓器ことに脳に影響を及ぼすのではという。
そこで彼は本の副題として=思考する最大の臓器=と打ち出している。
素晴らしい発見である。
いわゆる「皮膚感覚」は比喩的でなく実在のものということだ。
また、“心の状態”も皮膚に反映しうるという。
皮膚は心の鏡」。もはやポーカーフェースは不可能ということだ。
など、僕は一人ですっかり興奮して、いま、“傳田漬”になっている。
by n_shioya | 2010-01-10 22:11 | スキンケア | Comments(4)




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