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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 09月 26日 ( 1 )
学会を終えて
二日間の学会を終え、無事帰宅しほっとした。
会場であるホテルに泊まり、学会出席だけで外を出歩いたわけでもないのに、ひどく疲れを感じるのは、それだけ熱心に勉強したということか、それともお年だからということだろうか。

とまれ、実りの多い学会だった。
主な話題は三つ。

まず、再生医療の美容外科領域への応用。一番の話題は脂肪移植である。
下腹部の在り余る脂肪細胞を他へ移すことが可能なら、一挙両得と言える。
特にそれが上半身の二つの膨らみを補強してくれるなら。
脂肪の中にある幹細胞を活用することでそれも可能になってきたという。
今後は肌の若返りにもこの幹細胞が利用されるようになるそうだ。

次はしわ伸ばしの手術のリファインメント。
しわの発生のメカニズムの解明とその対策が検討され、より効果的で、しかも侵襲は少ないよう、いろいろな工夫が発表された。

こうして女性がより若く、魅力的になって行くと男性もうかうかしておれない。
まず気になるのは、頭頂部の輝きである。
というわけで「頭髪治療の現状と将来」がシンポジュームとして取り上げられた。
具体的にはミノキシジルとプロぺシアによる発毛術。そして生え際を整える稙毛術などの現状が報告された。
ところで禿というのはもはや差別用語で、「男性型脱毛」と言わぬとおしかりを受ける時代になった。
その「男性型脱毛」の悩みは深刻なようで、僕などは白髪の原因を解明して、色素を取り戻せればとおもうが、これはぜいたくな悩みのようで、全く議論の対象にもならなかった。

現役時代はこうして学会発表をゆっくり聞くことができなかった。裏の舞台で展開する、し烈な政治闘争に巻き込まれることが多かったからである。
誰を次の会長にするかとか、どこそこの教授のポストが空くが、どこの大学が取るか、などおよそ学問と縁遠い、どろどろした白い巨塔の世界であった。

今こうして、心静かに研究発表を楽しめるのは、権力から隔離された後期高齢者の特権と言える。
by n_shioya | 2009-09-26 23:17 | 医療全般 | Comments(10)




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