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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 08月 12日 ( 2 )
笑いと治癒力
b0084241_15122220.jpg我々世代はヒロシマと聞くと、ノーマン・カズンズを思い出す。
アメリカの評論誌サタデーレビューの編集長だった氏は、広島を訪れその惨状を報告し、いわゆる「原爆乙女」がニューヨークのマウント・サイナイ病院で治療を受けるきっかけとなった。

治療にあたったのは、バースキー博士の率いる形成外科チームで、当時まだ日本には形成外科は存在しなかった。
その後博士のもとには日本から毎年一人ずつ留学生が送り込まれ、帰国後、わが国での形成外科の創設に寄与した。

30年ほど前、ノーマン・カズンズ氏は「笑いと治癒力」という著書を出版し、評判を呼んだ。
ある時から膠原病という難病に侵され、医師に見放されたが、自身で探索の結果、ビタミンCの大量投与と笑いによる免疫能強化を計り、ついに難病を克服するという闘病記である。
ビタミンCについてはノーベル賞受賞者のポーリング博士が提唱し始めたばかりであり、笑いの効用はカズンズ氏のアイディアであったと思う。
当然のことながら医師からは全く相手にされなかったが、カズンズ氏はめげることなく、実践を続けた。
そして今、笑いもビタミンCの大量投与も、抗加齢医学の重要な手法となっている。

出版直後、たまたまアメリカの空港の売店で見かけ、帰りの機内で一気に読み終えた。その内容にいたく感銘を受け、早速翻訳をと思い出版元に問い合わせたところ、すでにどこかの出版社が翻訳権を交渉中ということで、諦めて忘れてしまっていた。

今この稿を書くにあたりネットで検索したところ、その出版社は岩波書店だった。
笑いと治癒力」の題名で、岩波現代文庫に入っている。迂闊であった。

著者の経験が語られているだけで、今はやりのエビデンス・ベイスド・メディシン、EBMには程遠いかもしれないが、さすが一流のジャーナリストが書いただけあって、非常に説得力がある。
僕も読み返すつもりだが、この分野に興味をお持ちの方にはぜひお勧めしたい本の一冊である。
by n_shioya | 2009-08-12 22:51 | アンチエイジング | Comments(4)
海軍反省会
三夜連続でNHKスペシァル「海軍反省会」を観た。

「日本軍」とはなんとたわけた存在だったか、改めて呆れるとともに、今の「霞が関」を彷彿させるものがあり、鳥肌立ってしまった。

当事者がいっていたように、陸軍は「暴力犯」であり、海軍は「知能犯」だというのは言いえて妙である。だがどちらも「狂気の集団」だった。
そして、ずさんで無責任なことは、今の自民党の政治屋と役人たちと変わるところがない。ただ、あの時の「最高責任者」は、今の首相のように「阿呆」ではなく、状況は熟知していたが「無能」なだけであった。

もうすぐ8月15日が来る。終戦と言う人もいるが、あれは敗戦である。
いや、我々世代にとっては「解放記念日」である。
あの敗戦による解放の喜びは、戦時中の狂気じみた弾圧と恐怖政治を経験したものでなければわかるまい。
言論だけでなく、考える自由を奪われる恐ろしさは。
しかも我々はその「最高責任者」を守るという言いがかりで、日本軍に皆殺しにされる運命だったのは、沖縄の取らされた運命を思えば明らかであろう。

そしてその「最高責任者」は、ついに国民に謝罪することもせず、この世を去って行った。
また大失策の元凶たち、と言うのは、参謀本部、軍令部の輩だが、「最高責任者」を守るという名目で、自分たちの保身を図り、その命令を忠実に守った部下共にすべて責任を押し付けて絞首刑をまぬかれた。

そして旧日本軍の国民不在の無作為、無責任体制は今なお「霞が関」に脈々と息づいている。

さて、この8月30日を変革のスタートに出来るのだろうか?
by n_shioya | 2009-08-12 00:01 | コーヒーブレーク | Comments(9)




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