|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
1
今日は日曜なので、昼は教会のミサに参列してきた。
正直言って、日曜ごとにミサに行くのはおっくうに感じることが多い。 カトリックの決めと言うこともあるが、やはり何となく気になるし、行けば行ったでよかったと思う。 それに考えてみると、日曜日は教会に行くために設けられた安息日なので、あまり四の五の言うべきでないかもしれぬ。 ならなぜにカトリックになったか?それはまたあらためて『余は如何にしてカトリックになりしか』と言うタイトルで、格調高くブログに記すこととして、今日のところは“僕と神様との癒着関係”をざっくばらんにお話ししたい。 神様は僕にとってはまあ、親父のような存在ですかな。 親父は診療とゴルフに追われ、あまり顔を合わせることがなかったが、神様にはまだ直接お目にかかっていない。 またこれも親父と同じで、直接はあまりうるさいことは言わないが、神様の場合、カトリックでは代理人が結構あれこれ口を出してくる。 どこまでが神様のご意思なのか、代理人の思惑や好みなのか判然としないで困ることも多い。 また、結構やきもち焼きの方のようである。これは一神教の性格上やむを得ないかもしれないが。 それによく信者を見張っておられるようだ。 僕の場合、ちょっと悪いことを考えたりすると、とたんに柱に頭をぶつけたり、足を滑らしたりするので、油断ならない。 僕の場合は幼児洗礼でなく、大人になってからの入信なので、それまでに十分迷い、考え抜いた揚句の自分の決断なので、その後特に反抗期といったものは経験していない。ただ決してほめられた子供とは言えないが。 僕に言わせればフランスの元カトリック信者の唱えた実存主義などは、すねた子供が駄々をこねているようなものだ。 また、日本人がいう無神論ははなはだ甘っちょろいものである。無関心論と言ったほうがよいだろう。 キリスト教国に育つと、子供のころから信仰をすりこまれるため、本当の無神論者となるには大変な覚悟と努力を要するという。まず、既存の神と対決して、それを否定しなければならないからだ。 ところでよく“苦しい時の神頼み”と言うが、僕の経験では困った時にお祈りしても、あまり即効性はないようである。 むしろ僕にとって神様の存在が一番ありがたく思えるのは、なにか幸せに感じた時、感謝をささげる相手がいてくださるということだが、この気持ちはお分かりいただけるだろうか。 はなはだ散漫な記述になってしまったが、親子関係と同じで人それぞれ違いもあり、また、改めて口にするのも面映ゆいことも多々あるので、このあたりでご勘弁いただきたい。 ▲
by n_shioya
| 2009-08-09 23:02
| コーヒーブレーク
|
Comments(4)
1 |
![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日) 以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 八十代万歳! (旧 七... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||