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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 08月 06日 ( 1 )
振り返ってみると
イエローストーンに別れを告げ、グレーシャー国立公園、マウントレニェ、マウントフッド、レッドウッドフォレスト、等々を経て、最後のキャンプ地ヨセミテで流浪の旅に終止符を打つまで、20を超える国立公園はカバーしたと思う。

直線距離では5000キロだが、寄り道回り道をしたので、結局は7000キロは走ったと思う。
アメリカの広大さを身にしみて体験することができた。
ガソリンスタンドなどまばらである。一度満タンにすると、次は何百キロ先かわからない。
二度続けてパンクした時は途方に暮れたものである。数時間待って、やっと通りがかった車に助けてもらったが。

幸いに2カ月間、一日も雨に振られなかった。
従って一日もモテルには止まらずに済んだ。僕の予算では、モテルに一泊でもすれば破産していた。
毎日が自炊で、外食は一度もなかった。あ、一回だけ、当時スタートしたマクドナルドのハンバーグを買ったのが唯一の贅沢である。
二ヶ月間風呂に入らなかった。子供たちは汚れれば川や湖にブッ込めば済んだ。我々はどうしたのか、覚えがない。
ただ風呂で体を洗わぬ美風は、僕に関してはいまだに続いている。

アメリカの「芯」は豊かな大自然にある。
自然はいわばアメリカの心臓だ。
その鼓動に一旦シンクロしてしまうと、なかなか元の生活には戻れない。
野生のDNAが目覚めてしまうからだろうか。
僕が帰国後まもなく、金もないのに無理して八ヶ岳に山小屋を建てたのも、キャンプ生活で深く刻まれた、アメリカの大自然の心象を偲ぶよすが必要だったからである。

b0084241_9302316.jpg最後にヨセミテについて。
これこそ地上に残された最後の楽園の一つである。
イエローストーンが天上の花園なら、ヨセミテは山奥のシャングリラと言ったところか。
周囲を囲む花崗岩の岩壁からは、雪解けの水が無数の滝となって谷間に注ぎ込む。そのもっとも立派なのがブライダルベールと呼でばれる。

だがここも宿に泊ったのではもったいない、やはりテントを張って自然の息吹の中でまどろまないと。

でも若くなければ・・・
そう僕もあのときは32歳でした。
by n_shioya | 2009-08-06 22:39 | コーヒーブレーク | Comments(3)




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