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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 08月 04日 ( 1 )
キャンプ事始め
アメリカのキャンプ場は日本のような若者でにぎわう場所ではなく、どちらかと言えばつつましい庶民が、子供連れで自然と親しむ場所である。

ほとんどが国立か州立の公営で、広大な敷地の中に自然を損なうことなく、テントを設営する場所がゆったりと取られ、水場もそれぞれに確保されている、もちろん便所は共同だが。
その他シャワーや薪の用意されているところもある。
これらの設備については、ランドマクナレイのガイドブックに詳細に記載されているので、自分で適当と思われるキャンプサイトを繋いで、旅を続けることになる。
使用料は当時で、車一台につき1ドルほどだった。

やり方としては僕たちのように車にテントを積むか、テント付きのトレーラーを引っ張るか、いわゆるキャンパーと仕様の車で移動するかであった。
一番楽なのは最後の方法で、テントを張ったり畳むたびに、キャンパーがうらやましく思えた。

さてオルバニーを出発して最初の泊りはシラキュース付近だったと思う。
日本でもキャンプの経験のない男である。
最初の晩は随分ともたつき、皆が寝袋に潜り込んでいびきをかき始めるころは、真夜中をとうに過ぎていた。

キャンプの魅力は、モテルと違い自然の一部に溶け込んだ感じを味わえることである。
また、キャンパー同士すぐ仲間としてうちとけ、一緒にバーベキューをしたり、反対方向に行く同士では、行き先のキャンプサイトの情報交換をしたりする楽しさがある。

ナイヤガラを過ぎ、クリーブランドに差し掛かるころはもうすっかりキャンプ生活も板についてきた。
クリーブランドではちょうどそのころ、後に東京医科歯科大学の学長となる鈴木彰夫君がオルバニーから移って、心臓外科の修業をしていた。
鈴木一家に敬意を表し、“まだ先が長いから頑張って”と励ましを受けシカゴに向かう。

シカゴでは、これもまたオルバニーで知り合った留学生仲間と再会を果たし、一路西へ向かう。
ここからひたすら平野で40度近い猛暑の中を走り続けた。
窓を開けると熱風が吹き込むので、クーラーはなくても窓を閉める。当然車内は炎熱地獄で、後ろの席では男の子二人が些細なことですぐ喧嘩を始めたものである。
時折スーパーが見つかると、店内に飛び込んで一家で「涼」をとった。

そして10日後、ダコタのブラックヒルに到着。森の冷気に息を吹き返し、そこからはロッキーを超えて西海岸に達するまで、国立公園をはしごして、アメリカ大陸のキャンプの醍醐味を存分に味わう毎日が続く。
by n_shioya | 2009-08-04 21:59 | Comments(5)




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