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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 08月 03日 ( 1 )
我らが生涯の最良の夏
外は34度の真夏日だ。
幸いクーラーのおかげで家の中は適温だが、決して冷房は快適環境とは言えない。
だが、40度近い猛暑の中を、エアコンなしの車で走り続けたらどうなる?
1964年の夏にまさにそれをやった。

8年のアメリカ留学を終え、帰国の途に就いた時、僕の全財産は200ドルと2年古いフォルクスワーゲンだけであった。
病院勤務が終わるのは6月30日。やっと見つけた格安航空便がサンフランシスコを発つのが8月終わり。
つまり、親子4人が200ドルで二カ月をくいつなぎ、しかも大陸を横断しなければならない。
それにはキャンプしかなかった。
しかもサンフランシスコでワーゲンを売り、航空運賃をねん出するという離れ業だった。

b0084241_11361962.jpgこのアイデアを出してくれたのは、ジョンスホプキンスの友人だった。彼は休暇の度に、アメリカ中をキャンプして回っていたベテランである。
彼からキャンプ道具一式を20ドルで譲り受け、アメリカでのテント生活のコツを教えてもらう。
僕が用意したものは、コールマンのストーブとランタン。そしてランドマクナレイのロードアトラスとキャンプサイト案内だった。
今でもランタンは八ヶ岳の山小屋に飾られている。

ニューヨークからサンフランシスコまで直線距離で約5000キロ
暑い時期なので、ルートは北部を横断し、ロッキー山脈から西は出来るだけ多くの国立公園をカバーすることにした。
何人かに、“ピストルだけは用意しろよ、”と真顔で言われたがやめておいた。
射撃の経験が〇なので、子供たちを誤射したらやばいと思ったからである。

1964年7月1日。
こうしてワーゲンのルーフラックにテントを積んで、塩谷ファミリーの大陸横断旅行は始まった。
by n_shioya | 2009-08-03 23:05 | コーヒーブレーク | Comments(8)




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