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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 07月 16日 ( 1 )
抗加齢医師のぼやき
梅雨が明けた途端に、猛暑が襲ってきた。
連日34,5度の暑さである。暑さ以上に湿気がこたえる。

親父が百歳の夏も、記録破りの猛暑だった。
それまで現役ゴルファーとして、毎週一回、必ず18ラウンド回っていた親父が、珍しくハーフで帰ってきて言うには、
“なあ、信幸。暑さが堪えるというのは俺も年かもしれん。”
その信幸はまだ七十七だ。今から音を上げているようでは、とても親父ほど長生きはできそうもないし、またしたいとも思わない。

そう弱音を吐くのはいくつか理由がある。
まず、加齢により確実に体力は落ちていく。そのために今まで楽にできていたことが、多少の努力を必要とするようになる。これがいずれ多大の努力になることが恐ろしい。つまり自分で自由が利かなくなることである。
その時どう感じるか?
それなりに順応していくか、じれったく感ずるか、なってみないとわからない。

それが高じて要介護となることも厭わしい。
だが、行く手には脳梗塞、動脈硬化、大体骨折そして認知症など、もろもろの敵が手ぐすねを引いて待っている。
それを迎え撃つのが抗加齢のはずだが、正直まだそこまで進歩しているとも思えないし、必要な節制ができるほど親父のように意志が硬くない。

唯一つ、加齢とともに向上していい能力がある。
それは「知力」というか、経験の積み重ねの「判断力」だ。
もちろんこれとて意志と努力を必要とするが、衰退をくいとどめるという消極的なものと違い、積極的に増強をはかるわけで、当人の意欲を掻き立てやすいのではなかろうか。

とすると次なる課題は、高齢者が如何に知力向上のモチベーションを高めるか、そしてその結果生まれるはずの「英知」をいかに社会が活用するかであろう。
そしてまた、認知症がらみの頑固さを、本人が「英知」と思い込む危険性をいかに防止するかも、頭の痛い問題と言える。
by n_shioya | 2009-07-16 22:36 | アンチエイジング | Comments(7)




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