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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2009年 06月 27日 ( 1 )
床ずれは治せる!
今日はまたちょっと硬い話。
褥瘡のセミナーの報告である。

褥瘡」?それなに?などいまさら聞かれる方はこのブログの読者にはおられないと思うが、念のために申し上げると、いわゆる「床ずれ」のことである。
ただ「床ずれ」と言うと、何か寝たきりになれば出来て仕方がない、という印象を与えるので、我々は極力その言葉を避けている。
褥瘡は防げるものである、そしてたとえなっても適当な治療で治癒させられる。
これが我々年来の主張で、そのために学会も設立され、今日の(株)ケープ主催の「褥瘡予防ケア最新情報」もその趣旨で、看護師介護関係者を対象に開催された。

俺、そんなの関係ないと思わないでいただきたい。
明日は我が身かもしれないですぞ。
厚労省が望むように全国民がぴんぴんころりと逝ってくれればいいが、統計的には最後の数年は要介護ということが、世界的に言われている。認知症を含めた様々な老人病や、それでなくても高齢による車いすや寝たきりの生活、これが褥瘡発生の環境を作る。
そして今政府は、医療・福祉の予算削減をめざして、折角スタートした介護保険を削減し、介護施設を切り捨て、屁理屈をつけて在宅介護にシフトしようとしている。
あなたご自身でなくても、いつ家族にこの問題が発生するかわからないと事態になった。

長時間皮膚が圧迫されれば、ことに骨の上だと、褥瘡が発生しやすい。
裏返せば、頻繁に体位交換し、スキンケアをすれば防げるわけである。だが実際にそれにも限度がある。
そこで今一番重視されている補助手段の一つが、体圧分散マットレスと云って、マットレスに工夫を凝らし、体にかかる圧をなるべく分散させる方法である。
そして(株)ケープはこの道一筋に、介護用ベッドのマットレスを研究開発してきた会社である。

今日のプログラムは
「DTI(深部組織損傷)に対する看護ケア」杏林大学:丹波先生
「褥瘡予防ケアに役立つやさしい物理学」芝浦工業大学:米田教授
「最新の褥瘡管理2009」東京大学:真田教授
の三講演だった。
僕が座長を務めさせていただいたが、素人の僕にもわかりやすい、しかも最先端の興味深いお話だった。
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今日の参加者は看護師を中心に約800名
梅雨時とも思えぬ32度の真夏日をものともせず横浜パシフィコの大ホールに参集し、講師お三方の提供する最新情報を熱心に聴き入り、メモをとり、また鋭い質問を浴びせかけていた。
いつもながらこの問題に関しては、看護師さん達のほうが、大方の医師よりもはるかに熱心で、意識レベルも高いのは、座長としては嬉しいような、医師としては情けないような複雑な心境である。
by n_shioya | 2009-06-27 22:01 | スキンケア | Comments(6)




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