ウーマンエキサイト ガルボ Exciteホーム | Woman.excite | Garboトップ | Womanサイトマップ
ガルボウーマンエキサイト
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2008年 09月 12日 ( 1 )
ジャーナリズム崩壊
b0084241_1219871.gif我が家では新聞を取っていない。
テレビも導入されたのはつい去年のことである。

何故?
大上段に振りかぶれば、僕は日本のジャーナリズムを信用していないからである。
そもそもジャーナリズムの使命は真実の報道にあるといわれるが、真実とは何かというと議論は難しくなるので、ここでは省いておく。

ただ言えることは、国家権力は自分に不利な事実は本能的に隠蔽しようとする。
それを暴くのがジャーナリストの役目とすれば、日本の記者クラブ制度は、ジャーナリストの自殺行為に等しい。
ジャーナリストの使命は、自分の嗅覚を働かせ、足で稼ぎ、自分の目で見、耳で取材することにあると思う。
それを、ぬくぬくと記者クラブでタバコをくゆらし、大本営発表をありがたく拝聴する。しかも、報道は見事に各社足並みを揃える。
これは一種の官製談合で、その使命と矛盾していることはなはだしい。
しかも、このクラブは排他的なことにおいては、鉄の結束を誇っている。

というのは表の議論で、新聞を止めたのは配偶者新聞配達喧嘩したからである。
以前は夫婦で海外出張で留守をすることが多かった。その間無用心なので、配達は止めてもらう。
だが、あるとき帰宅すると、新聞が門の郵便受けからあふれ出していた。
“駄目じゃないの”となじる彼女に対し、配達人は“そんなに留守勝ちなら止めたらどうです。”
“ええ、止めますとも”と売り言葉に買い言葉で、新聞と縁を切ったのがもう30年も前である。

テレビはただ買わなかっただけである。
大体が低俗な番組だし、もっと低俗で本当に僕が見たい夜半の番組は見させてもらえそうもなかったからだ。
今になって子供らは、家にテレビがないのを隠して学校で話をあわせるのは本当にしんどかったと打ち明けてくれる。

それでも親は何も不自由は感じなかった。
例えば首相が辞めれば自然に伝わってくるし、大体名前を覚える間もなく交代するので、内閣が変わっても庶民にはどうと言うことはない。
そのかわりコーヒーショップなどで古新聞があればちょっと覗いてみる。すると一週間前の記事でも新鮮に感じるから、かえってありがたい。

ところでこの僕の持論である「記者クラブの害毒説」が新書で取り上げられた。
ジャーナリズムの崩壊」著者は上杉隆氏である。
安部首相が内閣を投げ出したのは、上杉氏の「官邸崩壊」が出版された直後だったのを思い出す。
それはあたかも阿部内閣のご臨終を予言したような、タイミングの良さだった。
by n_shioya | 2008-09-12 21:12 | コーヒーブレーク | Comments(17)




woman.excite TOPへ Copyright © Excite Japan Co., Ltd. All Rights Reserved.
免責事項 - 会社概要 - ヘルプ | BB.excite | Woman.excite | エキサイト ホーム