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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2008年 03月 26日 ( 1 )
ジョージ・エリオットの言葉
こうして僕は形成外科医として、ためらいを感じながらも、形の美を肯定し、追求してきた。
だがいつも心にかかっていたのは、あのイギリスの女流作家、ジョージ・エリオットの言葉である。

十九世紀の女流作家ジョージ・エリオットロモラサイラス・マーナーなどの名作で知られているが、その類い希な知性と人間的な魅力には、およそふさわしからぬ容貌の持ち主であったという。

そのため深くつきあった男性と、同棲は続けても結婚はしてもらえなかった。
結婚したいのは山々だが、その顔では、とまではっきり言われたという。

彼女と親しかった作家のヘンリー・ジェームスは、父親にこう書いている。
「彼女はとてつもなく醜い。額は狭く、目は鈍く灰色で、鼻は垂れ鼻、口は馬鹿でかい・・・・
だが、その醜い衣のうちには 素晴らしい美がひそんでいて、瞬時に人の心を虜にしてしまう。私もその囚われ人の一人です。」

そのエリオット自身は出世作アダム・ビードのなかで、こう言っている。
「すべての美しい形に栄えあれ。男も女もそして子供にも、美をまとわせよう。だが、今ひとつの美も忘れないようにしよう。それは見た目の美しさでなく、人間の心の奥に潜む感性の美を。」

これを僕たちの仕事に当てはめるとこう言うことになるだろう。
“手術によって顔かたちを整えるのも結構でしょう、それでコンプレックスの解消になるならば。でも外見だけの幸せにとどまらないでください。人間の心はもっともっと広く奥深いものですから。”
by n_shioya | 2008-03-26 22:58 | 美について | Comments(3)




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