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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2008年 01月 08日 ( 1 )
プロフェッショナルスマイル
“ねえ、ドクター。わしたちのスマイルはプロフェッショナルスマイルに過ぎないのよ。だからいい気になっては駄目。”
そういいながらも彼女は、にこやかに微笑みかける。
金髪に青い瞳。ルージュのあでやかな口元。その間にあるスキーのジャンプ台のような心地よいカーブを描い鼻筋と、ちょっと上向きの鼻先は僕の作品である。

じゃ、今のスマイルもプロフェッショナル?それとも出来栄えにご満足?いやそれとも・・・。僕は都合の良い妄想にふける。

彼女はパンナムのスチューワデスユナイテッドに吸収される前、パンナムスチュー(スチューワデスの愛称)は空色のユニフォームの誇り高き美女軍団だった。
スチューの世界も他の女性職場と同じように、お局さんが仕切っていた。その一人のまぶたの皺取りがうまく言ったおかげで、子分たちが次々に僕のところに来るようになった。目、鼻、乳房そして脂肪除去。なんでもござれだった。
彼女もその一人で、鼻の美容整形を希望して現われた。ちなみに欧米人が鼻の美容手術といえば小さく低くすることを意味する。

“で、そのプロフェッショナルのスマイル本物とはどうやって見分けるの?”
彼女は笑って答えない。
では今のは?など野暮なことは聞かないでおいた。

今改めて見分け方を考えている。
目元かな?
よく“目が笑ってない”という言い方があるじゃないか。
でも、解剖学的には、口元の筋肉が緩めば、目の周りの眼輪筋も連動して緩むはず。
また、眼球自体はただの球形で、大きさも人によってあまり差はない。大きさの違いは眼裂、まぶたの開き具合で決まる。
そして表情で目つきが変わるのも、まぶたとその周辺の皺の寄り方だと教わった。

僕は改めてデズモンド・モリスの人間観察学のバイブル「ボディウォチング」を開く。
あった、あった。瞳の大きさである。“瞳孔はその人が好ましいと感じるものを見ると、正常以上に拡大し、嫌なものを見ると針の穴ほど小さくなる。・・・つまり瞳孔は嘘をつくことが出来ないのである。”と言っている。

あの時はで見分ける知恵は持ち合わせていなかった。
ただ、万事自分に都合よく解釈して生きてきた僕は、あの時の彼女の微笑みもただのプロフェッショナルスマイルではないと決め込んで、お付き合いを深めていった。もちろん節度を持って。
by n_shioya | 2008-01-08 23:27 | QOL | Comments(2)




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