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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2007年 12月 17日 ( 1 )
ビューティ・ジャンキーズ
ビューティ・ジャンキーズ_b0084241_15561088.jpg先週はある一冊の本に取り付かれ、すっかりはまり込んで、昨日やっと読み終えた。
これをどうブログで紹介したものか、頭を悩ませている。

題して“ビューティ ジャンキーズ
著者のアレックス・クジンスキーニューヨークタイムズビューティコラムライターである。

内容は最近のグロテスクとも言えるアメリカの、殊にユーヨーク、ロスアンジェレスの女性たちの間の美容外科ブームの赤裸々なドキュメンタリーである。

患者や外科医の取材も入念で、自身の体験も交え、トピックスもボトックス脂肪吸引から、ヒアルロン酸注入等々、最新の話題を網羅している。

ジャンキーズと著者が呼んでいるように、一部かもしれないが本当とすれば、アメリカの女性たちの美容医療へののめりこみは、気違いじみてているというか、恐ろしくさえある。
たとえば豊胸術。昔はなるべく自然に、やった跡も残らぬよう苦心したものだが、今は唯、ひたすら大きいことはいいことだ、とむしろ人工物が入っていることを誇示する傾向になっているという。
また、ボトックスで皺だけでなく、表情筋の動きを止め、文字通りポーカーフェースでラスベガスで荒稼ぎをするなど、続々と興味をそそる話題が続いていく。

そうこんな話もあった。最近、肥満に対して、胃腸を切除したりバイパスして、消化不良で減量を謀る手術も盛んだが、その後だぶついた皮膚がエプロンのようにひざに達し、それをばっさりと取り除く形成術も必要になるという。

アメリカで起こることは数年の遅れで日本にもはやり始めるのが今までの習いである。
こんな“狂気の世界”が持ち込まれぬよう、また、一部の心無き医師がその風潮をあおる前に、このブログでおいおい彼の地のビューティ・ジャンキー達の実態をご紹介せねばとも思っているが、手っ取り早いのは、どなたかご興味ある方がこの本を翻訳して出版してくだされば、既にコマーシャリズムの餌食になっている日本の美容外科医とその患者さんたちへの警鐘にもなるだろう。

付け加えたいことがまだ二つある。
かつてアメリカの広告規制は厳しかった。それに反して日本は野放しとも言える状態だった。
今はアメリカの宣伝のほうがはるかに破廉恥である。

今ひとつは、まやかし美容外科医の横行である。唯これに対してはやはりまだ、アメリカのほうが自主規制が働いている。それはアメリカ形成外科学会の努力のおかげだ。
日本では、偽医者とは言わぬが、メスも持てないインチキ美容外科医が横行し、まだ犠牲者を出し続けている。

この間の事情は、拙著“美容外科の真実”(ブルーバックス)に詳述しているので省略するが、今テレビで派手に宣伝している美容外科医の相当数は危ないと思ったほうがよい。
では、安心できる美容外科医を探すには?
まず日本美容医療協会に問い合わせていただきたい。そして日本形成外科学会の専門医の資格を最低必要条件として、お考えいただきたい。
by n_shioya | 2007-12-17 20:59 | 手術 | Comments(1)




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