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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2007年 12月 08日 ( 1 )
美術館でのめぐり合い
今日は思いがけないところで思いがけない人に出会った。

六本木の国立新美術館で開催中の日展に知人の出品作を見に行ったところ、会場でモッコリと外套を着込み、顔をマスクで覆ったもじゃもじゃ頭の男に声をかけられた。
美術館でのめぐり合い_b0084241_13261565.jpg

“よう、しばらく・・・”と言いながらマスクを取ると、仙台の牧野君だった。
僕と同世代の形成外科医だが、兄貴も形成外科医で学会の理事長を務め、共に日本の形成外科を立ち上げた仲間である。
我々ももう現役を退いたので、会うのは5,6年ぶりである。

昔はよく国際学会にはつるんで行ったものだが、彼はカメラ、ステレオ、何でも凝りに凝るほうで、30年前にハンブルグでは、彼に付き合わされてお目当てのカートリッジを、一緒に町中探しまわった覚えがある。
カートリッジといっても今の若い方には縁がないかもしれないが、CD以前のLPレコードのプレイヤーの最も重要な部品である。
そのときはありとあらゆる専門店を走り回っても、遂に見つけることが出来なかった。
後で分かったことだが、彼の求めていたのは、超高級品というか、放送局などで業務用に使われる特殊なメーカーの製品で、一般の小売店ではその名前さえ知らなかったのである。

カメラはもちろんライカコンタックス
普通のカメラとどう違うのと聞けば、レンズの味が違うという。
食い物じゃあるまいし、レンズに味があってたまるか、というのは素人の暴言のようである。
今はニコン。もちろんフィルムタイプである。
デジカメ?あんなのは浅薄でいけねぇ、”と切り捨てる。
“浅薄でも便利さには負けて・・・”、と言い訳をしながら僕はポケットからブログ用のデジカメをとりだし、配偶者に渡して、この記念すべきめぐり合いのツー・ショットを収めてもらった。

ところで日展に出品した友人の作品は、スイスのソーリオという村の風景である。
僕の記憶に間違いなければ、イタリアのコモ湖からアルプスを上りつめ、スイス国境に入ってすぐわき道を左に入った、セガンティーニゆかりの谷あいの静かな村である。作品では、ぬけるような青い空のもと、薄オレンジ色の屋根の家並みが広がり、心を和ませるのどかな風景が展開していた。
美術館でのめぐり合い_b0084241_22342232.jpg

by n_shioya | 2007-12-08 23:14 | QOL | Comments(2)




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