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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2007年 11月 29日 ( 1 )
文章のみがき方
文章のみがき方_b0084241_19374279.jpg“それなあに?”
上着の左のポケットから顔を出している新書本を目ざとく見つけ、彼女は覗き込んだ。
ヤバイ、こっそり読んでいた辰濃和男の「文章のみがき方」だからだ。

ブログを書き始めてもう三年近くになるが、それまでは自分で文章を書いたことがなかった。
子供の頃から作文が嫌いで逃げてきたのと、自分の字が見るに耐えなかったし、もちろん人様には解読不能だったからだ。
なのにブログがここまで続いたのは、ワープロという武器を手に入れたのと、ともかく書きたいことを書いて、書きっぱなし、つまり推敲というしんどい手間を一切省く決心を守った為と思う。

ところで僕はこれまですべてにおいて、“軽薄短小”を旨としてきた。ブログを書くに当たってもそれだけは心得としてきたつもりだ。
そんな考えをうっかり配偶者に漏らしたら、“軽薄短小だったら、貴方、何も努力の必要ないじゃないの”とピシャリといわれてしまったのである。

そんな折、丸善で見かけたのがこの岩波新書の文章論である。
さすがかっての天声人語氏だけあって読みやすくて含蓄が深い。
だが言ってることは実現困難であり、矛盾だらけである。
たとえば
①ともかく書くこと
②書きたいことを書く
あたりまではいいし、
③分かりやすく
④具体性を大切に
と言われれば、書く事にはやはり努力も必要なのだ、とうなずける。
だが、それに続けて
肩の力を抜け、とか
⑥抑えろ、とかあげくには
渾身の力で取り組め
といわれてしまうと、おいおい辰濃さん、いったいどうしたらいいの?といいたくなる。  

そんな想いにふけっているところを、彼女に不意打ちを食らったのである。その狼狽した感じは、女性が着替えの現場を見られたような、と申せばお判りになるのでは。

そこはぐっと抑えて、“ああ、これのこと”とさりげなくポケットから抜き出して、件の新書を彼女に手渡した。
by n_shioya | 2007-11-29 09:32 | コーヒーブレーク | Comments(8)




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