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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2007年 08月 05日 ( 1 )
人生の四季
b0084241_14352064.jpgポール・トゥルニエの「人生の四季」を読み返している。
ポール・トゥルニエはジュネーヴの内科医で、キリスト教の信仰を基盤に精神療法を実践した医師として尊敬を集めた。

このところ年のせいもあるが、アンチエイジングに関わってから尚のこと、抗加齢とは何ぞやとか、いったい病気の意味は何辺にあるやなど、ガラにもなく思い患うようになって、医師としてまた社会人としての生活から神を隔離していくことが難しくなり、そろそろ“隠れキリシタン”を何時までも続けるわけに行かなくなってきたのが本音のところである。

トゥルニエの基本的な考えは序章に明快に示されている。

まず、人間は自然の世界超自然の世界という、二つの世界に同時に所属しているということ。
そしてこの二つの区別は人為的なもので、線引きして区分けすることは出来ないこと。
プラトンそしてデカルト以来の哲学は、無理にこの線引きを行う二元論によって、結果的に神を宗教的、形而上学的領域に追いやってしまったこと。

更に聖書の考え方に従えば、神の全体的な計画というものが存在し、これはただ単に人類全般に及ぶ一般的な性格を持つだけでなく、個人的な領域の一つ一つのもっとも小さな出来事にまで及んでいること。
したがって神の計画が実現されるのは人間の歴史においてであり、これこそが「人生の四季」と著者が呼ぶものであること。

四季とは、それぞれが固有の特徴と独自の法則を示している時期の区切りのことで、ある季節から次の季節へと人間が全身的に変化していき、人間は自己の運命を実現するためにおのおのの年齢において、この動きに適応していかなければならない。

というのがおおよその論旨である。

つまり今のアンチエイジングの言葉を使うと、生物学的年齢ばかりにこだわらず、その時期、いわゆる年相応の精神的年齢を保ち、しかも生物学的とか、精神的とか無理に切りはなすな、といってるようでもある。

いずれにせよ、著者の説くようにそろそろ自然の世界超自然の世界の融合を図らねばならぬが、まだ、まだ自然の世界のほうの魅力が捨てがたいのが悩みの種である。

誰だったか昔の聖人がうまいことを言ってくれた。
我に信仰を与えたまえ、ただ、今すぐにではなく
と。
by n_shioya | 2007-08-05 19:04 | QOL | Comments(0)




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