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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
2007年 02月 14日 ( 1 )
オルセー美術館展
b0084241_10323832.jpg予定通りオルセー展に行って来た。
悪天候が幸いして、この手の美術展にしては意外に空いていてゆっくり見る事が出来た。勿論混んではいたが、行列ができるほどではなかったということである。
最近はイヤホーンをつけて録音解説を聞くことが多いが、絵の来歴などがわかって意外に便利である。

今回の展示作品はオルセーのごく一部だろうが、印象派に関してはやはり粒ぞろいである。
十九世紀あたりから、音楽の世界もそうだが、芸術の表現方法はありとあらゆる試みがされ、なんでもありの世界になったが、こと絵画に関する限り僕のレベルでは印象派が一番親しみやすい。

オルセーには何度か行ったことがあり、なじみの作品が多かったが、セザンヌの一点が初見参だが最も今回印象に残った。ギュスターヴ・モロアというポートレートである。セザンヌのすべてが凝縮されたような名作だった。
僕が大好きなルドンも数点、「幻想の世界へ」という括りの部屋に、モローのガラテアと一緒に展示されていた。

b0084241_1033810.jpg余談だがモローは自身はあのような画風で、また官学の教授であったが、弟子たちを全く束縛せず、みな自由に個性を伸ばしたという。そのなかにはマチスルオーも入っている。
昔レジンデントの教育に関っている頃、モローオルフェー幻影に接するごとに、俺の教育はレジデントの芽を摘んでないかと、自戒の糧にしたものである。。

見終わってから美術館の食堂で牡蠣フライを食べながら、今日はゆっくり鑑賞できて幸いだった、配偶者と話し合った。
海外旅行の際、なるべく美術館めぐりは心がけているが、やはり旅の疲れや時間的な制限もあり、ともかく一通り観ましたという感じになりがちである。

リヒテルの通訳というか付き人のようにお世話をされていた河島みどりさんは、御著書「リヒテルと私」の中で次のように述べられている。
リヒテルは自分をいろいろな美術館に連れて行ってくれた。だが、ほかの作品を見ると肝心な作品の鑑賞の妨げになるといって、何時でもそこでの目当ての一作だけしか見せてくれない。
確かに一理ある、今日百数十点の名作を一度に見た後ではそう感じた。
身近に美術館があって何時でも足を運ぶことができ、そういう見方が出来れば最高の贅沢だろう。

だがせっかくの機会である。もう二、三度は訪れて一回一作を試してみようかと思う。
ありがたいことにシニアの入場料は成人の半額で、コーヒー一杯を我慢すれば間に合う額である。
by n_shioya | 2007-02-14 19:49 | QOL | Comments(0)




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