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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
僕はナメクジウオだろうか?
久しぶりにロータリーの例会に出席した。
会場が京王プラザホテルなので、隣のビルの城西クリニックにいたときは、ちょっと昼に抜け出すことができたが、銀座に移ってからは片道30分の渋滞になるので、つい足が遠のいてしまった。
だが、抗老化には人との交わりが大切、しかも毎回の「卓話」は脳細胞の活性化に有効に思えるので、またこれからなるべくまた参加しようと決心したのである。
きょうの「卓話」は東京大学海洋研究所の窪川かおるさんの「ナメクジウオ」のお話だった。
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ナメクジウオって、それ何?

窪川さんのお話だと
ナメクジウオ脊椎動物の起源を調べるために進化上の重要な位置にある動物です。
背骨がない無脊椎動物ですが、脊椎動物の個体発生の初期にだけ出てくる脊索を終生もち、脊索が脊椎に置き換わることはありません。神経組織も脊椎動物を簡単にしたような構造をとり、脊椎動物の祖先に似ていると考えられてきています。”

平たく言うと背骨はないが、脊索があるので軟体動物でもない、つまり脊椎動物である人類の祖先かも、ということになる。

よく僕は穏やかだとか、円満だとか言われることがあるが(それはあまり僕を知らない方々である)、別の見方をすれば、自分の考えが無く、無いわけでもないがあまり主張しない、つまり“背骨”がない男ということらしい。

ま、この自己主張の錯綜した迷路のような日本社会に生きていくためには、なまじ背骨などに邪魔されないほうが、クネクネ遊泳できて楽だとは思うが。
つまり僕は、ナメクジウオに退化してこれまで生き延びてきたのかもしれない。

とまれ、いろいろな方の研究のお話を聞くのは大変興味深く、アンチエイジングの良い糧となった。
by n_shioya | 2008-10-20 22:42 | コーヒーブレーク | Comments(8)
Commented by きのこ組 at 2008-10-20 23:55
先生はナメクジウオのフリをしてくねくね遊泳しながら、自分の考えをあまり主張しないフリをして、いつどのタイミングで主張してやろうかの駆け引きを楽しんでるのでしょう?結局主張が通っても通らなくても楽しそう。ふふ
Commented by アヤメ at 2008-10-21 00:06
アメリカ教育を受けて約10年ガンガンに背骨を入れられてしまった私は日本に帰るのが怖いです~先生はお話しするときやご挨拶してくださる時に(日本人の男性には少ない)素敵な笑顔を見せてくださるでしょう…それが相手を骨抜きにしてしまうのだと思いま~す!
Commented by silku928 at 2008-10-21 00:22
私はいつも先生のお母様と奥様の、何とも言えない絶妙トークに、
惚れ惚れしています。
そのお二人の女性をこれまで優しくサポートなさってきて、
とてもとても、軟体動物では真似できません。
背骨はなくっても、それ以上にしっかりとした芯をお持ちです。
どうぞ、このまま♪。

危機一髪!、御無事で何よりです。
Commented at 2008-10-21 02:14
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by n_shioya at 2008-10-21 08:20
きのこ組さん:
ナメクジウオには目がなく、脳みそも発達していないので、意図的ではなく文字通り盲目的に行動するだけなので、あまり買いかぶらないでくださったほうがよさそうです、へ、へ、へ。
Commented by n_shioya at 2008-10-21 08:23
アヤメ さん:
心理療法士はぼちぼち病院でも働く場ができ始めたようですが、そののトレーングは文学部の心理学で行われるようです。
まだ調査中ですのでしばらくお待ちください。
Commented by n_shioya at 2008-10-21 08:33
山路さん:
いつも温かいお言葉ありがとうございます。
体は衰えても、心は死ぬまで少しずつでも進化するよう努力したいです。
Commented by n_shioya at 2008-10-21 10:03
silku928さん:
ナメクジウオにも脊索というのが残っていて、脊椎がなくも、多少の神経系統の働きはあるようです。
その僅かな脳細胞が母性愛に働きかけて、逆にサポートを引き出すのに長けているのかもしれませんね。


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