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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
10年一昔と言うが、褥瘡学会を立ち上げてもう10回目。
今日は森口会長の晩餐会だった。 第十回日本褥瘡学会が明日から始まる。 「褥瘡って何?」なんてことはこのブログの愛読者なら言わないで欲しい。 “床ずれ”のこと。“トコズレ”。 でも呼び名が悪い。まるで寝て込んでしまうと、床ずれで皮膚が崩れてもしょうがないと言う印象を与える。 でも、“床ずれは防げます”。と叫び続けて10年。やっと介護の現場では浸透してきた。 でも実際にはある程度の専門知識と大変な労力とを必要とする。 二時間おきの体位交換。そしてスキンケア。 最近では減圧マットレスとか、介護用のベッドでいくらか労力は省けるようにはなった。 また一旦できた褥瘡にも、このブログで何度も取り上げたモダーンドレッシングによる湿潤療法で、回復も早くなった。 そして4年先に日本で開催される国際学会に向け、評議員会は大いに盛り上がった。 ところで晩餐会だが、余興として手品の名人が種明かしをかねて、森口会長に手ほどきをしてくれたが、形成手術よりも難しそうだった。 また海外の友人たちと旧交を温めることができ、楽しい一夜だった。 もしお家で寝たきり老人を抱えてお困りでしたら、ご一報ください。適当な対処法をご紹介します。
by n_shioya
| 2008-08-28 21:33
| 介護
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Comments(6)
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hisako-baaba at 2008-08-28 22:16
友人の母上が百歳を過ぎて入院したら、たちまち褥そうを作られてしまい、抗議しても受け入れられず、亡くなられるまで、七十代の娘さんが褥そう予防に毎日病院につきそいました。体位を変えるのに苦労したようです。
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n_shioya at 2008-08-28 22:45
hisako-baabaさん:
褥瘡予防と治療の難しさは ①体位交換の為の人手不足。 ②医師の勉強不足で現場の看護師さんが直面するディレンマ。 ③入院の原因となったそもそもの疾患による対処の違い。 などがあります。 残念ながらなかなか②が改善されないのが現状です。
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at 2008-08-29 13:28
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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きのこ組
at 2008-08-29 23:01
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n_shioya at 2008-08-30 09:59
アヤメさん:
承知しました。メールいたします。
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n_shioya at 2008-08-30 10:02
きのこ組さん:
生まれて始めてそのようなお言葉を頂き、恐狗(こんな字でしたかね)感激しております。
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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