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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
左頬のシミ取りをはじめて、自分でも意外な気持ちの変化に気づき、面白く思っている。
もともとシミなど一度も気になったことがなかった。気にしないのではなく、其の存在すら意識していなかったのだ。 其の治療のきっかけは、すでにブログに載せたようにクリニックのミニセミナーでの不用意な発言である。 第二回のセミナーで講師の松井院長が肌の若返りに触れられた折、ではこのシミはどうですかね、と左頬を差し出したところ、 “ああ、それはレーザーとハイドロキノンで取れますよ、試してみませんか?” “じゃやっていただきましょう。そして皆さんに其の効果をお見せできれば・・・” “すぐ消えるわけではないが、三ヶ月すればだいぶ薄くなるはずですよ。” というやり取りが合った。 ところが一回目ですぐに効果は現れ始めた。 こういうことには何よりも厳しいはずの配偶者が、“アラ、薄くなったわ”、と言ってくれたのである。 松井院長はもっと慎重で、“多少はというところですかな”、ともかく10月までは続けるようにといわれる。 そして本人も10月までは頑張る決心をしている。 これがきっかけで今までスキンケアはおろか顔を洗ったことのない男が、出来の悪い自分の顔を鏡で毎日眺めているうちに、残りの部分のシミ、ほくろそして皺まで気になり始めたのだ。 この心理的変化は車の手入れと似たようなところがある。 普段洗車、ワックスがけなどとは縁がないが、たまにフェンダーなどこすって、ガレージで叩き出してペイントしてもらうと、ボディ全体が気になり始め、では、ついでにワックスも頼もうかと思うようになるのと同じであろう。 これで少しはお化粧に憂き身をやつす女性の気持ちも分かったような気がする。 なに、“車と私の顔を一緒にしないでよ”ですって。 ふむ、確かにそれは車に失礼ですね。
by n_shioya
| 2008-08-06 22:22
| スキンケア
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Comments(4)
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at 2008-08-06 22:51
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
at 2008-08-07 07:11
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
n_shioya at 2008-08-07 21:30
maimai821 さん:
この先も皮膚の変貌?と心理変化を追いかけますのでお楽しみに。
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n_shioya at 2008-08-07 21:36
きのこ組さん:
あのナルシスト三島由紀夫は「太陽と鉄」でこんな意味のことを言っていたような気がします。 「ボディビルで筋肉がたくましくなると、肉体の論理がひ弱い知性を押さえ込むようになるのが自分でも分かる。」
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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