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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日は親父のいる特養からの緊急連絡でスタートした。
三井陽光園から電話が入り、数日前から親父の呼吸がおかしかったが、夕べあたりから酸素吸入が必要になったという。 とりあえず入院検査が必要だが、隣接している順天堂の分院はベッドが満杯で、救急車を呼んでどこか空きベッドを探してもらわねば、と担当医も困惑の様子である。とっさに最近頻々とにゅーすでとりあげられる救急患者のたらいまわしの様が脳裏をよぎった。 さっそく陽光園の親元である三井記念病院の院長に連絡を取り、入院の手配をお願いした。 実は院長はクラスメートで、特養に入る時もご無理をお願いしたが、今回も病院が建て替え中で手狭なところをやりくりしてくださった。 持つべきものは良き友である。 検査の結果、左の肺に影があり、また血尿も出て、数日来微熱もあるので、おそらくメインは肺炎だろうが、しばらく様子を見てということになった。 この先の問題としてすぐ頭に浮かぶのは、呼吸困難が悪化したとき、送管(気管に管を入れ呼吸を助けること)や気管切開を行うかどうかである。 もう106歳だし、いまさらあまり余計なことをして苦しめるても、という話になったが、何せ106歳の患者はこの病院でも例のないことなので、と院長も苦笑まじりに言われるので、そこはクラスメートの気安さで、僕もその時はまたその時で、ということにした。 この入院騒ぎの合間を縫って、去年から予定に入っていた江東区の擁護教員の方々への、モイストヒーリングのセミナーをこなすことが出来たのは幸いだった。 そしてこれはもはや旧聞になるが、昨夜はNPO法人FMLの理事会と新年会があった。 FML法人とは毛の研究、啓蒙を目的とした団体である。 理事長に毛のプロフェッショナルである徳島大学の武田名誉教授を頂き、理事には皮膚科の大御所、橋本ウェイン大学教授、分子生物学の泰斗、北里大学の川上名誉教授等が名を連ね、僕も理事会の末席を汚している。 今回も発毛、脱毛の遺伝子レベルの研究から、発毛剤の検討まで幅広く討議が行われた。 その後は新年会ということで、銀座のうかい亭に関係者全員が集まった。 うかい亭は鉄板焼きの老舗であり、八王子が本店だが神奈川の大和にもあり、北里大学の頃はよく利用したた懐かしい店である。最近銀座にも進出したのは不覚にも知らなかった。あざみ野やその他数箇所にも展開しているそうだ。
by n_shioya
| 2008-02-07 23:12
| ヘアケア
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Comments(3)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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