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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
遂に今年も大晦日。
皆さん忙しく走り回ったことでしょう。大掃除、最後の買い物、それともすべてを先送りして海外逃避? では僕の一日は? 配偶者と朝早く東京に出て、氷点下ウン十度の山小屋に籠もりに行く三男に何がしかの食料を届け、帝国ホテルのカフェでパンケーキのブランチ。 帰宅して僕は昼寝。配偶者は必死になって大掃除を始める。片付けるほどに散らかっていくのは、いつもながら理解に苦しむ現象だ。もちろん原因は旦那が不精ったれの役立たずということ。 眠気の覚めたところで、“家がキレイになることと、相模湾の落日を嘆賞することと人生でどちらが大事?”と配偶者に謎をかける。 聞くまでもない。片付けは中断して、海を愛する配偶者と仲良く車を走らせて、稲村ガ崎へ。 相模湾に突き出た稲村ガ崎公園には、同じ思いの若者たちがぎっしり集まって、江ノ島の南に沈み行く夕日を眺めている、何人かは望遠レンズを構えて。 昨日に打って変わって今日は風も強く気温も低めである。 我々は年相応に、道路を隔てた向かいの暖かいレストランに入り、夕食を食べ食べ、相模湾の落日と夕焼けを楽しませてもらった。 そして今、パソコンに向かって今年の最大収穫は?と回想にふけっている。 金婚式で家族全員が集えたこと、クリニックの再出発、美女軍団との交流・・・。 そして最も印象深かったプラハ瞥見。 と打っているうちにもう来年が目の前に迫っている。 2時間後には“除夜の鐘”ならぬ汽笛が鳴り始める。 横浜港では“除夜の鐘”の代わりに、大晦日の12時、停泊中の船舶が一斉に“汽笛”を鳴らし始める。ゴーン、ゴーンでなく、ボォー、ボォーっと、10分ばかり入れ替わり立ち代り山手界隈にも響いてくる。 夏の花火大会と共に、横浜情緒に浸る瞬間である。 我が家の子供たちは皆こうして年を越しながら、育っていった。 成人してからも懐かしがって、山手まで除夜の汽笛を聞きに来ることもあった。 だが皆もう結婚して、それぞれが自分の家で、それぞれの「除夜の鐘」に耳を済ましていることだろう、この一年を振り返って。 皆さん今年も一年後愛読有難うございました。また来年も宜しくお願いします。
by n_shioya
| 2007-12-31 21:49
| コーヒーブレーク
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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