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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今日で二日間の学会が終わった。
目玉はやはりレーザーだった。 レーザーは目的別に、オーロラだのクールタッチだの、ポラリスだのと、洒落た名前の機種が続出するが、コンピューターと同じで、ほぼ半年毎に新機種が現れる。しかも自動車のモデルチェンジと同じで、やっと手にする頃にはもう次の機種が現れる。 このごろはネットのお陰で患者さんの方が情報に詳しい。予約をとる前に、オタクには何々がありますか、使用しているレーザーの機種を電話での問い合わせる人も多いという。 したがって対応する医師としても、大して差はないと思っても?、やはり品揃えしないと競争に遅れる。 まるでメーカーのために働いているようだ、とこぼす医師もいた。 当然ながら皺しみが主な話題だったが、急性からニキビ跡までにきびの治療も進歩してきた。 ここでも主役はレーザーである。 今ひとつ最近の学会の傾向はいわゆるハンヅオンに人気が集中することだ。 これは企業が自社製品を展示だけでなく、実際のデモや実習を部屋を借り切って行なう講習会である。 今回も二日間に、13,4のハンヅオンセミナーが、メインの学術会議と平行して行なわれた。 “明日からの収益に繋がること”。美容医療の分野では、これが学会参加の目的になりつつある。 悠長にエビデンスにこだわっていると、開業医は日干しになってしまうということらしい。
by n_shioya
| 2007-08-19 23:59
| スキンケア
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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