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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
万歳!これで無罪放免。
ヘルニアの手術は一応これで成功である。 昨日の外来で、もうこれで何もなければ来る必要はありませんとの主治医のお達しだった。 これから又、痙攣性便秘とのお付き合いは始まるが、もう危機的な時期は過ぎたといえる。 今だから言うが、手術前は術後の便通のことで頭が一杯だった。 術前は浣腸をする。当然数日は便が止まる。 その後は便が硬くなるので排便で又力まねばならぬ。 手術前は毎日、腹圧が患部にかかり、ヘルニアをカバーするメッシュの縫合部がメリメリッと裂け大出血を伴って、又大きな穴が腹壁に開いてしまう、という悪夢に悩まされ続けていた。 やはり最初の排便は苦しかった。最初は腹圧がかからぬようそっと試みたが駄目である。そのうち苦しくなり、文字通り破れかぶれで裂けるなら裂けよと力んでやっと出てくれた。 幸い何事もなかった。 さすが宇田川部長の縫合部は鉄壁の支えである。 だがそれに懲りて緩下剤のカマを飲み続け、今度は下痢に近い軟便に悩まされる。 そのせいか昨日の朝あたりから患部が又腫れてきたような気がした。 だが昨日の診察で我が宇田川部長は、ああ、これは術後の腫れで再発ではありませんよ、とこともなげに保障してくださった。とたんに彼の頭の後ろから後光が射すのを見たのは目の迷いであったろうか。 これからは患部では繊維芽細胞が活躍して、メッシュの周りをコラーゲンの繊維で強固に固めてくれるだろう。 便秘との戦いは続くにしても。 ところで美女軍団の皆さん、バッチイ話にお付き合いくださり有難うございました。 このあたりで盛大に快気祝いといきましょう、くさい話を吹き飛ばして。 あまり先延ばしするといずれ反対側にもヘルニアが出る恐れもあるそうですから。
by n_shioya
| 2007-03-06 23:07
| 手術
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Comments(3)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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