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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
先週のキレーションの時、普段140前後の血圧が170だったので、慌てて家庭用血圧計を求め、家でもそしてクリニックでも毎日測定し、また教科書をかき集め高血圧のにわか勉強をした。
いまさら医者のくせにと言われることを覚悟で、解ったことを纏めると、 ①結構血圧というのは変動が激しいものである。 状況で値が変わるのは分かるが、つづけて何度か計測しても10や20の差が出るのはどういうことだろう。器械の精度の問題なのか、本当に変動しているのか? ②左のほうが右よりも10ほど低い。これは誰でも利き腕のほうが高い傾向があるという説明だった。 ③どの本でも、年齢に関らず120ぐらいが望ましいとなっている。140なら年相応と思っていたが。 ④まず食事の塩分を制限することから始めよ、とある。大体日本人の食事は塩分のとりすぎ、10グラム以上だそうだ。これを1日6グラムぐらいに押さえればと書いてあるが、一方カツ丼だけで7,8グラムあるという。又、和食はカロリーなど栄養素では理想的だが、味噌、醤油など塩分過多の調味料が多いようだ。 ⑤野菜がいいと安心してはいけない。レストランなどは煮た野菜は色をよくするために結構塩を使うという。又、スパゲッティなども美味しくゆでるためには、たっぷり塩が染み込んでいるそうだ。 ⑥脂肪の取りすぎの場合と同じで、要するにおいしいものは体に悪いというと思えば間違いない。何たる矛盾! ところでここ数日の計測結果だが、より好意的な左側について言うとほぼ120台から140台で推移している。 だが、これを機会に食塩制限を試みて、どう血圧が変わるかチェックするつもりだ。 家では昔から食にはとても気を使う配偶者が工夫してくれるとしても、外食は塩分コントロールが難しい。 だが僕の場合、カツ丼とスパゲッティ、カツカレーなどを我慢するだけで、大分効果は期待できそうだ。 だが、そうなると一体何を食べればいいのだろう? 生野菜をたっぷりどうぞ!、嬉しそうに配偶者が答えてくれた。 一週間ほどたってから経過をご報告します。
by n_shioya
| 2007-02-06 22:35
| 食生活
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Comments(2)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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