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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
久しぶりに読み応えのある本だった。
高橋哲雄氏の「イギリス歴史の旅」。 と言っても、けっして堅苦しい歴史談義ではない。 イギリスの魅力はなんといっても田園風景にある。 その代表がコッツウォルドだ。 そして田園といえるか、イギリスの自然の最高傑作はなんと言っても湖水地方である。 そして全土に点在するカントリーハウス。 これらの成り立ちを、文学史だけでなく経済学、社会学の観点も交えて、著者の豊富な経験談が展開する。 あえて成り立ちといったのは、豊かな自然を享受するには まずそれを見つけること そしてみつけた自然に溶け込んで育て それをあらゆる努力でその自然を愛護する という三つのステップが必要だということが説かれているからだ。 そしてイギリス人はこうして自然をはぐくんできて、その努力の一環が自然保護団体であるナショナルトラストを生んだということもよく分かった。 幸い創傷治癒学のかかわりで、僕は過去に7,8回はイギリスを訪れている。 もっと、もっと行きたい、できれば長期ステーをしたいと思う最右翼の国である。 どうしてそういう気持ちにさせるのか、この本を読んで自分でも納得がいった。 イギリスの魅力は奥が深い。 ちなみに著者は昭和六年生まれ。僕と同年齢である。 絶滅に瀕している“教養主義”と呼ばれる世代の方と分かり、益々親しみを感じた次第。
by n_shioya
| 2007-02-04 23:00
| コーヒーブレーク
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Comments(1)
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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