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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
コスメ戦争
コスメ戦争_b0084241_101052.gif昨日本屋でちょっと面白そうな新書を見かけ、つい買ってしまい今読み終えたところ。
夢と欲望のコスメ戦争”という題だが、本の帯の “女の理不尽ここに極まれり”というキャッチコピーに興味をそそられたのが本音である。
著者は女性のジャーナリストで、化粧品業界のすさまじき戦いの有様を、顧客である女性の視点を交えつぶさに描いてあり、大変勉強になった。

僕くらい化粧品と縁遠い男もいないと自負しているが、最近のアンチエイジングブームで、アンチエイジングネットワークの理事長という立場上、アンチエイジングコスメの相談を受けることも少なくない。
その際困るのは、自分でコスメを使った経験も無いことである。それどころか顔を洗うのは年に一回か二回という人間である。何も北里研究所病院の肌の大家、宇津木先生の肌断食を信奉しているわけではなく、ただ不精なだけだ。
又どうせ化粧品なんて原料は皆似たようなもので、後はその配合の工夫とか、9割はイメージ的なものというのが僕の認識である。
更に学生時代、皮膚科の教授に言われた“肌によい化粧品は存在しない。だが、俺たち皮膚科医は皆化粧品会社とコネがあるので、絶対そうは公には言わぬ”という言葉がいまだに頭の隅にこびりついている。

だがこの本のお陰で、その頃からコスメは飛躍的に進歩したことも理解できたし、“化粧品を使う時に女性が感じるわくわくとした高揚感・・・”に思いをいたすことが何より大切ということもよく分かった。

著者の結びの言葉に
“女性達の愛すべき夢と欲望を絡め捕る、華やかで入り組んだ仕掛けの数々。それらの一つ一つの要素が、時代を反映して気まぐれに変遷する。化粧品にまつわる世界ほどおもしろいものは、そうあるものではない。”
とある。
ならば僕がアンチエイジングがらみでその理不尽な世界に巻き込まれたのは、もって嘉とすべきであろう。
by n_shioya | 2007-01-21 22:29 | スキンケア | Comments(0)


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