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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
エノケンと創傷治癒
エノケンといっても今の若い人は知らないだろうな。
20世紀の前半、一世を風靡した喜劇王である。
晩年、脱疽という難病で両足の切断をよぎなくされ生命を絶たれる、役者としても。
もしまだ生きていたら、と今日の創傷治癒学会の発表を聞きながら僕は思った。

元来下肢、特に足の傷の治りは悪く、いわゆる難治性潰瘍を形成する。単純に言えば、心臓から遠いほど、血の巡りは悪くなるだけでなく、足は体で最も負担が最もかかるところだからだ。
今までわが国では、難治性潰瘍の大半は褥瘡、いわゆる床ずれだが、最近では欧米並みにこの下腿の難治性潰瘍が増えてきた。
原因のほとんどが血管の病変で、動脈硬化、静脈瘤そして糖尿病性の血管病変が主なものだが、そのほかに数は少ないがバージャー氏病というやはり血管性の潰瘍がある。
エノケンの場合は脱疽と報道されていたので、おそらくバージャー氏病だったのではなかったろうか。

この下腿潰瘍は今わが国で急増しているが、その治療も急速に進歩し,場合によっては切断も回避できるようになったということが、今日の創傷治癒学会の最も重要なメッセージの一つだった。
会長は東京医科歯科大学の岩井教授
外人招待講演はフィンランドのTukianen教授。
昔僕はスカンディナビアの形成外科学会に招かれ、元気のいい赤毛の女性の教授、シルパ(苗字が思い出せない)にお世話になったが、もう彼女は形成外科医を引退して政治家になり、このTurkianen教授が跡を継いだそうだ。

フィンランドは不思議な国である。他のスカンディナビア三国とは言葉もまったく違い、どこか日本と共通点が多いといわれている。
又訪れたい国の一つである。

さてブログの鬼は、ここでフォトをしっかりとと張り切って懇親会に出席したが、会長挨拶を撮り忘れ、あつかましくもフォトのために再登壇を願った。
その罰か、突然のご指名で乾杯の音頭をとらされしどろもどろの挨拶をしたが、当然ながらその姿は僕のカメラには収まっていない。

エノケンと創傷治癒_b0084241_1832230.jpg

by n_shioya | 2006-12-04 22:38 | キズのケア | Comments(0)


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