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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
かってブログはネット上でストリップショウを演じているような感じだと書いた。
先週19日に、24時間のホルター心電計検査の報告で上半身裸のフォトを上げたところ、遂に脱ぎ始めましたね、と何人かからかわれてしまった。 もうこれ以上は脱ぎませんよ、と笑って答えたが、さすがにもっと脱いでみたらと励ましてくれた人は一人もいなかったのは当然かもしれない。 中年太りの裸体はわれながら見るに耐えない。 昔三島由紀夫がボディビルに凝って、筋肉もりもりになったところでヌード写真集を出したのを覚えてますか。 彼のは見事なまでのナルシシズムと言えるが、彼はその心境を「太陽と鉄」と言う小片に纏めている。 今手元に原著がないので確認できないが、このようなくだりが頭に残っている。 “作家は精神だけが奇形的に発達するが、筋肉を鍛えることで肉体の論理が精神を支配するようになってきた。この肉体の論理はやがて死をめざすようになる・・・”と言ったような論旨の展開だった気がする。 最近ある人から聴いたことだが、三島が元来ボディビルを始めたのは、切腹した際に黄色い皮下脂肪が見苦しくはみ出してこないよう、筋肉を鍛えたのだと言う。そうだとしたらナルシシズムここに極まれりと感服する以外にない。 幸か不幸か僕は三島のようなナルシシズムは持ち合わせていない。 いくらこの醜い上半身を見つめても、ギリシャ彫刻のトルソーに変貌させたいなど夢思わない。 まして割腹など、クワバラ、クワバラ!
by n_shioya
| 2006-07-29 22:55
| エクササイズ
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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