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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
いびき
昔、学会で娘と一緒にベルリンのホテルに泊まったときのことは一度書いたような気がするが、今日改めて又思い出している。

そのときは学会場となっていた動物園近くのシェラトンに泊まっていた。

夜中、ふと目がさめて便所に行くと、ぐにゃっとしたものを踏みつけてしまった。
“いたい!”と叫んで起き上がったのは我が娘である。
僕のいびきが煩くて寝れず、便所に移動していたのだ。
次に泊まったブラックフォレストの宿は、居間の両脇にそれぞれのベッドが離れておかれていたので、娘はベッドの上で安眠できたようである。

今朝のことだが、このごろ夜中に何度か目が覚めて安眠できないと配偶者に洩らしたら、
それはきっと、睡眠時無呼吸症に違いないという。
あれだけのいびきをかく人なら、本当ならとっくに無呼吸死んでいても不思議ではないと言いはる。
早く検査に行ってみて、あのMチャンだって行ったじゃないの。と基礎学者の自分の従兄弟まで引き合いに出す。

デモさ、検査には入院が必要だろう。それに治療となるとあの猿轡みたいのをはめて・・・それで寝れるもんか、と従兄弟から一部始終を聞いている僕は必死で抵抗を試みる。

それを我慢して治療を続けたら、すっかり熟睡できるようになって、昼間もすっきりした頭になり、もっと早くやっておけばノーベル賞ぐらい取れてたかも知れない、とMチャンは後悔してたじゃないの、と配偶者。

確かに。
いまさらノーベル賞を口にするのもおこがましいが、せめて老後の安眠ぐらい確保してやらなきゃ、と50年間あの、と言っても自分で聞いたわけではないが、轟音に耐えてきた配偶者のためにも考えを改めねばと、いま僕は真剣に悩んでいる。
by n_shioya | 2006-06-26 23:07 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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