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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
3日間のA4M、日本で開催されたアメリカ抗加齢医学会を振り返ってみると、いくつかの特徴があった。
①良くも悪くもアメリカのA4Mの体質を露呈していたこと。 その露骨な商業主義、そしてタブーへの挑戦を含め。 ②日本側で企画を統括された渥美、折茂両東大名誉教授の意向が反映され、より統合医学、代替医療的な面が濃く打ち出されたこと。 ③市民講座の盛況ぶりを見ると、一般市民のアンチエイジングへの関心の高さに驚かされたこと 今後の課題としては ①今までの西洋医学の臓器別の分析的手法はちょうどめくらが象をなでるようなもので、人体という全体像を見失いがちだったのが、アンチエイジングという手法を突破口とし、各分野の成果を繋ぎ合わせ、一つの有機体に統合すべきこと。 ②商業主義に押し流されず、しかも産学協同のメリットを生かしていくすべの模索。 ③老化は自然現象と受け止めるべきか、またそれと病気との線引きは可能か。 ④代替医療に馴染むエビデンスの取りかたの開発 ⑤日本の抗加齢医学会との関係の改善 等々が考えられるが、いずれもが一筋縄ではいかぬ難問題であり、当面はこれにチャレンジすること自体が僕自身のアンチエイジングなのだといって、この場はお茶を濁すこととする。
by n_shioya
| 2006-06-19 23:59
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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