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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
共感について
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「共感」について考えている。コロナと言う異常事態で、誰もが改めて「人との絆」の有難みを噛み締めているのではなかろうか?マスクで表情が隠されたコロナ社会。表情は感情の表出ならば、コロナ社会は無感動の社会と言える。そして人々は「心の渇き」を訴え初めている。「資本主義」はその癒しになるどころか、幸せを食い荒らしていく。そもそも「市場原理」とは聞こえはいいが、単純に「弱肉強食」の世界である。「富国論」で資本主義の旗振り役となったアダムスミスは、実はその前に「道徳感情論」を表していた。彼の考えでは、「道徳」こそ人間の根幹であり、その充足を前提として、いわばプラスアルファとして、「利潤追求」を許していたと言う。そして道徳の中心に彼は「共感」と言う感情を据えていた。共産主義が崩壊したとき、アトランティック・マンスリーにジョージ・ソロスが寄稿したのを思い出す。“共産主義が消滅して、これからは歯止めの効かない資本主義の暴走(unbridled tyrannyof capitalismを警戒せよ”なんて調子のいいことを!僕は怒ったものだ。自分がその暴走を嗾しかけてきた張本人のくせにと。ポスト・コロナの社会の再構築を考える際、「共感」が生かせれる様な社会をどうすれば構築できるか?今、思い悩んでいる。
by n_shioya | 2020-08-17 21:48 | コーヒーブレーク | Comments(0)


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