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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
オランジェリー美術展
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宮中行事は興味がないので、その休日は横浜美術館で過ごした。オランジェリー美術展である。何度か行ってはいるが、その度にモネーの睡蓮に囲まれて時を過ごし、あまり他の絵は印象が薄かったが、改めて観るとなかなか名作ぞろいである。そして気付かされた。これまでは近代絵画のデフォルメは何でこんな表現をと納得のいかないことも多かったが、突然、画家にはこう見えたのではなかったろうか?と閃いたのである。ただ見てるいると、人物でも風景でもその本質が見えてこない。だが作家にはその奥に潜む真実が眼に浮かぶのではなかろうか。ピカソがグシャグシャに泣く女を描くとき、女は本当に顔をバラバラにして嘆き悲しんでいるのだ。我々にはそれが見えないだけだ。砂漠で狐は星の王子様に教えた。“大切なことは眼に見えないよ”と。見えるものへのこだわりを捨てると、本質が見えてきて、画家の伝えたいメッセージが伝わってくる。技法がメッセージを表現するのではない。メッセージが技法の衣をまとっているのではなかろうか?そう悟ると、セザンヌもドランもローランサンも、そしてスーチンさえもすっと心に入ってくるのを感じた。大した収穫である。
by n_shioya | 2019-10-22 17:22 | 美について | Comments(0)


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