|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 今日は「ヒアルロン酸機能性研究会」。 人間の体は細胞と細胞間物物質からできている。 細胞間物質の主要成分がコラーゲンだが、ヒアルロン酸も重要な要素だ。 保湿性が高いので真皮にあっては潤いを与え、関節軟骨では滑らかさとクッションの役目を果たす。 だが「ヒアルロン酸」を飲んでも若返りに効果があるか、疑問視されていた。同じことは飲むコラーゲンについても言われてきたが、最近コラーゲンの場合は、腸内である程度分解されても、完全にバラバラになるわけでなく、3、4個の鎖の状態の物が粘膜細胞に働いてコラーゲン産生を促し、また皮膚に到達して線維芽細胞を活性化することがわかってきた。今日の発表では分解されたヒアルロン酸にも同様な効果が期待できるという。 ヒアルロン酸はその保湿性とボリュームアップが美容医療で利用されているが、そのほかにもまだまだ解明されない働きがある。 例えばその水分のおかげで、成長因子などのメッセンジャー分子の浸透を助け、また、細胞の移動を容易にする。 通常傷はコラーゲンの蓄積で治癒し瘢痕を残すが、胎児の場合はヒアルロン酸が多量に分泌される。胎児の場合にスカーレス・ヒーリングが可能なのはそのためかと考えられている。 フォトは講師の一人、古山自由が丘クリニック理事長と。
by n_shioya
| 2017-09-14 21:33
| アンチエイジング
|
Comments(0)
|
![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||