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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
自分に課した今年の課題の一つに「五感を磨く」がある。 そのため一生懸命「認知心理学」を勉強しているが、奥が深い。 まず、センセーション、感知することと、それをパーセプト、認識することの違い。 色が網膜というセンサーで受け止められるのはセンセーション。それが脳の視覚領域で映像として認識されるのがパーセプションということになるらしい。 これは五感のすべてに当てはまるが、嗅覚だけは鼻腔の天井にあるセンサーが、その直上にある大脳と直結しているので、反応がダイレクトだという。しかもその先の大脳の嗅覚領域は側頭葉にあり、記憶を司る部位の近くなので、匂いが五感の中で真っ先に過去を想起させる。 プルーストの「失われた時を求めて」では、マドレーヌの匂いが主人公が昔を想起し、回顧録のスタートになっているので、匂いと記憶の連携をプルースト効果というのはご承知の通り。 ところで五感は視床という大脳の中心部に一度集まり、そこで相互作用もありうるという。 今僕の関心は、「色と香りの組み合わせ」である。カラーもアロマもセラピーに使われているが、何かそこに相乗作用が期待できるるのではなかろうか?
by n_shioya
| 2017-09-06 23:13
| 美について
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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