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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
先日、パシフィコで開催された緩和医療学会に顔を出し、いろいろなことを考えさせられた。 そもそも緩和医療の前提には「癌の告知」がある。 50年前、米国留学から帰国して間もなく、朝日新聞の論壇に「癌の告知」を提言して、コテンパンに叩かれたことを思いだす。 それほど当時は癌の告知はタブーであった。 アメリカでは入院時の書面に、宗教を記すようになっている。カトリックか、プロテスタントかユダヤ教か? それぞれの宗派の病院付きチャプレンが夜回ってきて、患者を慰めてくれる。 つまり、癌の告知をした後のファローは、専門家が対処してくれるというわけ。 そしてわが国でも、「臨床宗教師」が生まれ、宗派にかかわらず話し相手になってくれるようになったそうだ。 癌患者にとって一番恐れるのは、痛みでも、癌そのものでもなく、医師から見放されるということだとも教えられた。 『今日のはじめて』 として、毎日、何かちょっとでもニューを試みるようにしているが、これが以外と難しい。 そして今日のニューは「自由が丘」の制覇。 なに、大したことではありません。今までは自由が丘の駅ロータリーのあたりは車で入るのを敬遠していた、お分かりでしょう。でも今日は自由が丘クリニックの診療時間までに時間があったので、駅前を車で経巡って「自由が丘駅前」も怖くなくなりました。
by n_shioya
| 2017-06-30 21:47
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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