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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
無責任な医学情報がネット上で跋扈していると危惧していたら、その発信元の一つが全ての記事を非公開する事態に追い込まれたという。 その詳しい事情は知らないが、今この安易な切り貼りのネット情報の形態を「キュレーション」と言うそうだ。なんじゃない、小保方問題で浮き彫りにされたコピペの世界にすぎない。 そもそもキュレートというのは選別することであり、美術館長をキュレーターと呼ぶのはそのためである。そしてキュレーターにもとめられる最も重要な資質は「鑑識眼」である。 その鑑識眼をおざなりにするキュレーションとは、あまりにも失礼ではなかろうか。 実は我々がDAA(アンチエイジング医師団)を立ち上げ、ネット配信のジェイキャストとエイジングスタイルというサイトを立ち上げたのが1年半前。まさしく情報が氾濫し玉石混交の事態を憂えてのことだった。 50人余の専門医師たちが責任監修する「医療・健康・美容情報サイト」として、信頼性が認められつつある。 一口に信頼できる情報の提供といっても生易しいものではない。 1 まずその情報がどこまで信憑性があるか 2 どこまで一般の方に役に立つ情報か 3 事柄によっては医師の見解が分かれる場合はどうするか。官僚的な両論併記では役に立たない。 4 だが、いかに手間暇かけても、情報はタダというネットの世界で、採算性を保つのは不可能に近い 5 それより何より、今のスマホ文化の若者が信頼できる情報を必要と感じているかという根源的な疑惑 などなどである。 だが我々は頑張ります。 医療の情報には人の命がかかってますから。 皆様も是非応援してください。
by n_shioya
| 2016-12-01 22:54
| 医療全般
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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