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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
キノコ中毒
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八ヶ岳の山小屋の滞在中、必ず訪れるのが甲斐小泉の山菜料理の自然屋である。
店主が毎朝とってくるキノコの天ぷらは最高だ。
その美味しさに水をさすわけではないが、僕はかつて毒キノコで死ぬ思いをした事がある。
昔僕は、あの農村医学のパイオニア若月院長の要請で月に一度、佐久病院に手術に通っていたことがある。ある時、外科部長の招待でキノコ料理の専門店に連れて行っていただいた。
次々に運ばれる茸の数々を賞味しているうちに、なんか頭がふらついて、ろれつがおかしくなってきた。一時的なものだろうとあまり気にせず、帰りの汽車に乗りこんだ。
だが間も無く猛烈に気分が悪くなり、吐いたり下したり、気息奄々で上野に着いたまでは覚えている。
後で分かったが、外科部長も別れてから同じような状態になったという。
おそらく岩茸というのかに紛れた毒茸に当たったに違いないという話だった。一見毒々しいベニテングダケなどとちがい、無害な顔をしているので、時折紛れ込む事があるという。
あのなんとも言えない気分の悪さは40年経った今でも忘れる事はできない。
それでも「自然屋」を諦めようとは思わない。
by n_shioya | 2016-08-29 23:08 | 食生活 | Comments(0)


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