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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
![]() 数年前、「ヘルタースケルター」が映画化されて話題を呼んだが、主人公リリコは全身が整形美女で、手をつけてないのは「あそこ」だけということになっている。 実はここ数年、欧米では「あそこ」の美容外科が盛んになってきて、その専門医や学会発表が華やかである。。 手をつけるのは次の3箇所である。 ①大陰唇:ここにヒアルロン酸などの注入剤を入れて,膨らみをもたせる。 ②小陰唇:この襞が大きく外にはみ出ている場合に余剰部分を切除する。見た目もさることながら、下着で擦れ炎症を起こすことが多々あるという。 ③膣:更年期になると女性ホルモンが減少し、膣の粘膜が萎縮し分泌も減り、性交痛の原因となる。これに対しては従来はホルモンクリームを塗布していたが、最近ではレーザー照射で改善を図るようになった。 自覚症状がある場合はわかるが、性器の「見た目」の改善といっても誰の見た目を意識してのことか、いささか疑問が残る。これも文化の違いかもしれない。 砂漠で干上がった動物の骸骨を描き続けたジョージア・オキーフにとっては女性器も立派にアートの対象であったようだが。 わが国では性にかんすることはタブー視する風潮が強く、未だに更年期障害ですら口にし難い向きもあるようだ。 だが、去年末の春画展でわかったように、日本は古来から江戸時代に至るまで、性に関してはおおらかだったようである。 江戸時代の性技に関する書物では、女陰の形態を細かく分類し、セックスの満足度と関連付けてているのは面白い。
by n_shioya
| 2016-03-03 17:10
| 美容外科
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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