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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
歯は大切に!
3月にひびが入ってから騙し騙し治療を続けてきた歯が、ついに寿命が来て今日抜歯される破目になった。 ショックである。 たかがは一本と思うなかれ。その奥の歯がブリッジに使われているので、ブリッジは掛け憎い。さあどうするかは年明けに考えることになったが、日頃手入れを怠っていたことが悔やまれる。 僕が育つ頃は歯磨は今ほどうるさく言われなかった.いや、僕が無精だっただけかもしれない。 そのくせ、アンチエイジングの三割はデンタルケアが占めるなど人には説いている。 やはり自前の歯に勝るものは無い。 80歳でも自分の歯を20本キープしようと言う「80/20」運動が功を奏し、最近では高齢者でも自前の歯で維持している方が増えてきたのは喜ばしい。 咀嚼することは消化吸収を助けるだけでなく、顎の筋肉を使うことで脳の活性化に繋がるからだ。 106歳で身罷った親父は死ぬまで自分の歯で噛んでいた。 100歳の誕生日の際、ホテルオークラでお祝いをした処、「玄米菜食」の筈の親父がステーキにすると言う.それも「オマエたちが奨めるから食べてやる」と可愛げ無いことを言って。 “ヒレになさいますか?”とのマネージャーの問いかけに、 “いや、サーロインに決まっとるじゃないか”と宣う。 食べ終わってまたマネージャーが聞く。 “如何でした?” “味はいいが歯ごたえが無かった“と言うご挨拶。特上の柔らかい肉がお気にまさなかったようだ。 今頃はあの世で何を喰ってるだろう?歯はまだ自前と信ずるが・・・
by n_shioya
| 2015-11-28 19:45
| アンチエイジング
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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