|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
近頃お前の書き込みは何時も女性絡みで、ちっとも仕事をしとらんではないかとお叱りかりを受けた。
いやこれも仕事のうちなんで,と申し上げることにしている。 幸か不幸かは僕の関わっている抗加齢の分野では、女性との関わりが多い。又どの分野でも最近は女性の方が勢いがいい。従って女性の出番が多くなる。 例えば今日の「褥瘡の講習会」。 企画された真田弘美東大教授は褥瘡学会理事長。女性である。 真田教授を含め3名の講師のうち二人は女性。 そして1000名ちかい参加者も殆どが女性。ま、対象が看護師なのでやむを得ないかもしれないが。 ちなみに最近の褥瘡治療の進歩は目覚ましい。 10数年前、褥瘡学会を立ち上げたときのスローガンは“褥瘡は治せる,防げる”だった.だが当時の武器は「二時間ごとの体位交換」と発生した場合の「形成外科的処置」だけだった。 其れが今や、褥瘡発生のメカニズムもほぼ解明され、予防のための減圧マットレス,創面の湿潤環境の保持などなど、予防、診断そして治療面で格段の進歩を遂げ,その発生頻度も激減した。 そこで果たした真田軍団の働きは目覚ましいものがある。 今一人の女性講師、中屋貴子先生の「急性期患者の褥瘡対策」、いわゆるポジショニングのお話もよく整理されて分かりやすかった。 勿論男性も手をこまねいているわけではない。 今日の講師、袋先生の「在宅医療での褥瘡」のお話も素晴らしかった。「袋」に賭けて「フクロウ」をシンボルマークとされる先生は、梟が象徴する叡智に加えユウモアたっぷりの名講義だった。
by n_shioya
| 2015-07-12 22:10
| キズのケア
|
Comments(0)
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||