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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
学会最後のお務めはランチョンセミナーの司会。
演者は溝口徹先生。 演題は「ビタミンDの臨床応用」 ビタミンDが不足すると佝僂病になる。 それを予防して、天皇陛下の為に命を捧げる「醜の御楯」を育成し、「富国強兵」の国策を推進する為にと、小学生としてビタミンDリッチな鱈の肝油を強制的に飲まされ、若くしてサプリメントに嫌悪感を抱くようになり、しかも60年前の医学生の知識をいまだに温存しているこの司会者にとっては、驚きの連続だった。 ビタミンDが関与するのはカルシュウム代謝に留まらない。 小腸粘膜の活性化、免疫能の賦活、糖代謝異常の補正等々その働きは多岐に亘り、ビタミンよりはホルモンと呼ぶべきではと言う議論もあると言う。 溝口先生は「分子整合性医学」の推進者である。 これは血液検査のデータに着目し、バラバラに評価してきた検査値をそれらのバランスを重視して、複合的に「病体」に迫るという新しい切り口の医学である。 一言で言えば「血液検査値を分子レベルで深読みする医学」でも言おうか。 “あしたに教えを聴けば夕べに死すとも可なり”とまでは言わぬが、“目から鱗”の1時間であった。
by n_shioya
| 2015-05-31 21:35
| サプリメント
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塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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