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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
先日の「飲むコラーゲン」の続き。
昔ファンケル研究所の顧問をしていたとき,研究員からこういう相談を受けた。 “先生,飲むコラーゲンで肌が良くなるんですよ。真皮まで到達するんですかね。” “そんなことはありえない。”と僕。 “コラーゲンは腸内でアミノ酸に分解されてから吸収される。もしコラーゲンがそのまま吸収されたら,腸粘膜に異常があるよ。” ただ分解されたアミノ酸はコラーゲンの原材料だから,コラーゲンの生成に役立ってもいいけど,と付け加えた。 ![]() ところが最近、主として農学グループの研究で分かってきたことは・・・ コラーゲンの分子はアミノ酸の長いチェーン(鎖)で、通常はそれが三本捻りあっている。そして腸内では必ずしもアミノ酸一つ一つにバラバラになる訳でなく、幾つかの繋がりを残したものも存在する。その状態をペプチドと言い,鎖二つならディペプチド,三つならトリペプチドと呼び、トリペプチドまでは粘膜から吸収されるは既に分かっていた。 これがどうも,コラーゲンを産生する繊維芽細胞を活性化するのでは,と言われ始めた。少なくも,試験管内(インビトロと業界用語では言う)ではその証明がされたというのが現状である。 これは関節軟骨に効くと言うグルコサミンについても言えるかもしれない。 というわけで皆さん。医者が相手にしない「飲むコラーゲン」も「飲むグルコサミン」も試されてもいいようですよ。ただ,懐具合のご相談の上。
by n_shioya
| 2014-12-29 23:06
| アンチエイジング
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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