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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
最近「再生医療」流行りで,「毛根再生」も夢ではなくなった感があるが、其の筋道をつけた一人が日本人であることはあまり知られていない。
再生医療は其の臓器の元となる「幹細胞」の発見から始まる。 稲葉先生が長年の腋臭の治療の経験から,皮脂腺の開口部の辺りに毛根の幹細胞がある事を突き止められたのは4〜50年も前のことだった。 だが日本の形成外科学会は冷たかった。 稲葉先生の投稿された論文は、学会誌の編集会議に懸けられた。 誰もまともに取り上げようとせず、アッサリと却下された。 当時の常識にそぐわないだけでなく,開業医ごときがというおきまりの大学サイドの偏見が大きかった。 ![]() だが,「稲場説」は海外で認められ,国際学会の場ではイナバ、イナバと賞賛されるまでになった。そして10数年前にはフランスのバランドン教授が発表した動物実験は「稲葉説」を裏付けるものとなった。これには聖マリアンナ医大の若手の形成外科医達が貢献している。 そして杉並にある「稲葉クリニック」は息子の稲葉義方先生の代になり,先代の築かれた「腋臭と其の周辺の治療」に励んでおられる。 当時の編集委員の一人として僕は今,改めて己が不明を恥じている。
by n_shioya
| 2014-11-19 21:37
| ヘアケア
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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