|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
今、「二十世紀の歴史」という新書を読みふけっている。
今更と思って買うのを躊躇したが、讀み始めると目から鱗の連続である。 著者の木畑洋一は20世紀は「帝国主義の世紀」と断ずる。 なるほど。 19世紀末に始まった弱肉強食のグローバリゼーションの世界では、帝国として他国を植民地として飲み込むか、植民地として飲み込まれるかの2者択一で、その中間は許されなかった。 そして我が国は明治維新の延長線上に前者を選び、隣国を植民地化して、欧米と張り合った。 これが韓国が求める「歴史認識」であろう。 ![]() だが、これを21世紀の尺度で計る事は必ずしも適当ではない。当時はこれがサバイバルゲームのルールだったからだ。 ただ問題は、我が国が植民地戦争で出遅れていた事と、併合、植民地化の相手が同一人種であった事と言える。 そして此の帝国主義の暴力は今も続いている。 アメリカという帝国主義国家。これはグローバリゼーションという名の下に、「経済的な帝国主義」も展開している。 又、ロシヤの「帝国主義」への回帰。 ヨーロッパの帝国主義の後遺症に苦しむアフリカ大陸の諸国。 考えてみると「帝国主義」は国家間の力関係に限らない。 未だに男性優位の日本の社会は立派に「男の帝国主義」と言えるのではないか。家庭、企業、政治家、なかんずく東京都議会や自民党議員においては。
by n_shioya
| 2014-10-24 22:02
|
Comments(0)
|
![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
![]() |
||
![]() |
||
|
ファン申請 |
||