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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
能天気に見えても,実は僕は希代の心配性である。年中心配事や取り越し苦労で頭が一杯のくせに、この心配が亡くなったらどうしようと、また不安になるお馬鹿さんである。
そうして、子供の頃から現役時代までに、全てに於いてデッドラインから逆算して、自分を叱咤激励する悲しい性(さが)が身に付いてしまった。 それが先日,何がきっかけだったか,現役を離れた今は、もはやデッドラインに脅かされる事柄は殆どないと言う事に気付き、急に気が楽になったのはどうしたことだろう。 医学的には「交感神経優位」から「副交感神経優位」に切り替わったと言う事かもしれない。 そして改めて,“野の百合,空の鳥を見よ”というキリストの言葉を思い起こしている。 ![]() 考えてみると、子育ても終え,現役を退いた今、これから確実に起こる重大案件は,「死」だけである。だがこのデッドラインは誰にも分からない。となると、我ら「mortal(死すべき者)」に出来ることは,日々を充実させることしかないと言う,一種の悟りともいえるものかもしれない。 つまり残り人生は“ケ,セラ,セラ”で、と言う事。 だがこの付け焼き刃の悟りも、一旦緩急あればすぐさま揺らいで,取り越し苦労が始まるのも,「mortal(死すべき者)」の悲しい性(さが)であることも重々承知の上であるが。
by n_shioya
| 2014-06-26 21:37
| コーヒーブレーク
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![]() 塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
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