|
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。 |
ジキルとハイドはご存知でしょう?
今や二重人格の代名詞となったスティーブンソンの名作。 ジキル博士は立派な紳士。それがある薬を飲むと凶悪なハイド氏に変貌する。 人間の細胞も其のような二面性があるとはご存じなかったでしょう。 今回のTBS「未来遺産」のテーマ、“いのちの輝き〜出産&癌治療の最前線〜”はまさにそれが中心課題である。 受胎した唯一個の細胞は分裂増殖を繰り返すことにより,数兆個の細胞で構成される人体になる。 そして私たちの命においては、この発生,分化に不可欠な細胞分裂の仕組みが秩序だって繰り返されている。 しかし、この細胞、時にその秩序が崩れ、分裂に歯止めが利かなくなって凶悪化し、本人を蝕む癌細胞へと変身する。その引き金となるのが,場合によってはサイトカインという,化学物質と言うのもハイド的だ。 また最近、高齢出産増加に対し不妊治療が進歩したのは福音であるが、反面、子宮頸癌の若年齢化と相まって、がんと出産が同時にのしかかる例も後を絶たない。妊娠・出産(ジキル博士)を促進し、同時に癌(ハイド氏)を押さえると言うディレンマといかに闘うかを,今度の「未来遺産」では解き明かして行く。 ちなみにこれは,再生医療の抱える問題点の一つでもある。 是非,是非、人類のこれからの課題の一つとしてお見逃しなきように! 放映時間:6月27日(水)よる7時から〜 TBS「未来遺産」
by n_shioya
| 2014-06-22 17:41
| 医療全般
|
Comments(0)
|
塩谷信幸
1931年生まれ
東京大学医学部卒業 北里大学名誉教授 北里研究所病院形成外科・美容外科客員部長 AACクリニック銀座 名誉院長 NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長 見た目のアンチエイジング研究会代表世話人 東京米軍病院でのインターン修了後、1956年フルブライト留学生としてアメリカに渡り、オルバニー大学で外科を学ぶうちに形成外科に魅了される。数年の修業の後、外科および形成外科の専門医の資格を取得。 1964年に帰国後、東京大学形成外科勤務を経て、1968年より横浜市立大学形成外科講師。1973年より北里大学形成外科教授。 1996年に定年退職後も、国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、形成外科、美容外科の発展に尽力している。 現在は、北里研究所病院美容医学センター、AACクリニック銀座において診療・研究に従事している。 >>アンチエイジングネットワーク >>NPO法人創傷治癒センター >>医療崩壊 >> 過去のブログはこちら(2005年5月26日~2006年5月26日)
以前の記事
検索
カテゴリ
全体 アンチエイジング スキンケア 医療崩壊 キズのケア QOL 老年病 介護 手術 全身療法 食生活 サプリメント エクササイズ エステティック ヘアケア 美について コーヒーブレーク 医療全般 原発事故 睡眠 美容外科 再生医療 再生医療 未分類 最新のコメント
フォロー中のブログ
ICELANDia アイ... 九十代万歳! (旧 八... ・・・いいんじゃない? 京都発、ヘッドハンターの日記 美容外科医のモノローグ ArtArtArt 芙蓉のひとりごと 真を求めて 皆様とともに... ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|
ファン申請 |
||