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NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長が、『アンチエイジングな日々』を
軽快な筆致でつづります。 どうぞお気軽にコメントをお寄せください。
性興奮の性差
今度順天堂大学に赴任された辻村先生の研究テーマは、「性興奮の性差」と聞いている。
要するに男女の被検者にアダルトヴィデオをみせ、どんな場面で脳のどの部分が興奮するか、またどこに視線が行くか、脳のMRIを計ったり、瞳の動きを追跡したりした研究である。
又、男性の場合は御丁寧にも、ペニスの硬化度まで図っている。どうやって被検者を選んだのかは知らないが、「倫理委員会」はしっかと通したという。
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結論として、おなじ性的ビデオを視聴しても、男性は女性の顔や体に興味を抱くが、男性に対してはほとんど興味を示さないのに対し、女性は男性の体に興味を抱く一方、女性の体にも興味を示すことが示された。
又女性は性的表現領域以外の背景などを観ている時間が優位に多く、男性を対象に制作された性的ビデオに対してさほど興味を抱かない、もしくは羞恥心からあまり凝視できない可能性が示唆された。
さらに健康男性において人格を詳細に評価し、性的関心領域との関係を解析したところ、社会的内向性が強まれば性的関心が低下することが明らかになったという。

男女の相互理解を深めるためにも貴重な研究であり、今後ビデオ会社などが辻村先生に応分の研究資金を提供し、「エビデンス・ベイスト・アダルトビデオ」が誕生することを祈る。
by n_shioya | 2014-06-11 20:47 | アンチエイジング | Comments(0)


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